ベランダはもちろん室内でも手軽に育てられ料理などにも使えて便利なハーブ。おウチ時間が増え栽培を始める人が急増しています。おひたしやおみそ汁に合う栄養満点のハーブや爽快ドリンク、あのニオイを消すハーブがおウチで簡単に育つんです。室内で簡単に栽培できるハーブのコツと意外な活用法を年間およそ150種類ものハーブを栽培する平田さんから伝授。
- 2020年9月1日 日本テレビ [バゲット]
- 平田 智康さん ハーブ農園「ポタジェガーデン」農場長年間150種類を栽培
初心者でも失敗しないハーブの育て方
ハーブを初めて育てるなら苗からおすすめです。植物を育てるうえで一番 神経を使うのが発芽から苗になるまでです。なので初心者の方は種からではなく苗を購入する事をおすすめします。キッチンなどの室内でも育てられる種類か確認もするようにした方が良いです。
苗からのハーブの育て方
用意するものは苗のほか鉢・鉢底石・スコップ・培養土。
- 水はけを良くするため鉢に鉢底石を入れるます
- 鉢底石が見えなくなる程度に培養土をかけます
- ポットからやさしく取り出した苗を鉢に真っすぐに植えます
- さらに培養土を入れて平らにならします
- 日当たりの良い場所に置いて育てます。
- お水は1日1回 朝 土の表面が全部ぬれる程度にあげるのが良いです。
レモンバーム
Point 1
涼しくなってもよく育つ初心者向きの丈夫なハーブで冬には、いったん枯れますが春に また芽を出すので長い期間 楽しむ事ができます。耐寒性があるので秋から育てはじめるのにピッタリ。
Point 2
レモンのような さわやかな柑橘系の香りが特徴でストレス解消に良いとしてヨーロッパでは「活力の歓び」と呼ばれ親しまれているそうです。爽快な香りでハーブティーにもピッタリ。作り方はティーポット(2杯分)に葉を15枚程度入れて熱湯を注ぎフタをして3分たったらできあがりです。飲むだけでリラックスします。スイーツに香りのアクセントとしてもおすすめです。
Point 3
高温多湿を嫌うので間引きが必要です。葉が重なってムレて枯れてしまうので比較的 土に近い部分を茎ごとハサミでカットして根元の風通しをよくする事が大事です。土の中から他の芽が出たらその芽も間引いた方が良いです。
ルッコラ
Point 1
冬でも日の当たる暖かい場所ならば育てられます。ルッコラは秋と春が旬のハーブで葉がすぐ伸びます。15cmほどになったら食べごろです。伸ばしすぎて花が咲くと味が落ちる事があるので花が咲く前に収穫して食べる事をおすすめします。
Point 2
カルシウム・ビタミンなど栄養豊富。ゴマの風味に ほのかな辛みと苦みが特徴でサラダやピザやパスタなどイタリア料理によく使われています。実はおひたしやかき揚げおみそ汁に使うと春菊のようなさわやかな苦みがあって和食にも合うんです。
キューバミント
Point 1
青くみずみずしい さわやかな香りが特徴です。比較的 暑さに強く1年中 楽しめるので初心者にも手軽に栽培できます。
Point 2
キューバミントはモヒートミントとも呼ばれ人気のカクテル「モヒート」で使われています。温めるハーブティーだけではなく冷たい炭酸ドリンクやジュースなどにも合います。アラビヤータソースやサルサソースに加えて料理の香りづけにもおすすめです。
Poin 3
靴の嫌なニオイも消してくれます。作り方はキューバミントを1週間ほど陰干しにし乾燥したらだしパックに収まる量を入れて香りが発散するよう粉々にもみ潰すだけ。あとは靴の中にいれておくとミントの香りが嫌なニオイを消してくれます。ほかにもクローゼットや衣装ケースで使っても湿ったような嫌なニオイをさわやかに変えてくれるのでおすすめです。
レモンバームの香りはとってもさわやかでリラックスする香りですよね。ミントの消臭パックは作ってクローゼットとかにぜひ使ってみたいです。