痛み・肌荒れ・肩こり・漏れ・発熱・頭痛・イライラ・倦怠感・腰痛・下痢・便秘・貧血・眠気・臭い、多くの女性を悩ませる生理。
女性が生理によって何かあきらめなくていい時代が来た!
女性たちの悩みについて生理用品が様々に変化した生理アイテムが続々登場し我慢しない生理に変わろうとしています。
欧米で人気の月経カップのメリット・デメリットは?生理痛を緩和するという医療器具とは?
そして生理の悩みを改善するIUSとの正しい付き合い方を徹底解説!
2021年2月26日 [スッキリ]
高橋 怜奈医師
日本の生理用品の歴史
「月帯」と書いて「ケガレヌノ」これこそが記録に残る日本最古の生理用品です。
平安時代に使用されていたと思われる月帯は布製のフンドシのような形状で経血を吸い取るために使用していた当て布のこと
その後、江戸時代には和紙が使われ昭和初期には脱脂綿が生理用品として使用されていました。
明治まではとにかくケガレ扱いだったが文明開化によって日本における生理の認識は大きく変わったといいます。
明治になると、とにかく強い兵隊を産んでくれる母体を育成しなければということで国が積極的に月経を管理しようとしました。
明治以降は医者たちが国絡みで生理用品の指導を始めたといいます。
1961年に日本初の使い捨て紙ナプキン[アンネナプキン」が誕生しそれまでの5倍の吸収力で大人気になりました。
そして
平安時代から1000年以上の今は生理用品が様々に進化しています。
タンポンやパンツタイプのナプキンなどライフスタイルに合わせて自分にあった生理用品が選べるようになりました。
しかし普段使っている生理用品は日本人女性の9割は使い捨て紙ナプキンを使用しているという結果に。
そこで今世界が注目の2つの生理用品を紹介してくれました。
Be-A ベア シグネチャー ショーツ
海外で誕生した話題の経血吸収型のサニタリーショーツです。
生理中にこのショーツを履くだけで大丈夫です。
吸収性と防水性を兼ね備えていて布を何層にも重ねているためナプキンやタンポンを使わなくても経血が漏れません。
吸収力は一般的にタンポン3本分くらいです。
経血量が多い日はナプキンとの併用がおすすめです。
お手入れは洗濯機で洗う前に水かぬるま湯で3~4回すすいでから洗濯機で洗うだけです。
月経カップ
欧米で人気の月経カップは膣の中に入れることでカップの中に経血がたまるシステムになっています。
入れるときはカップの縁を小さく折り曲げて挿入し膣の中でカップが広がれば装着完了です。
膣の中には痛みを感じにくいエリアがあり月経カップをその無感覚ゾーンまで押し込めば違和感はまったくありません。
カップの容量はタンポン3~4本分ほどです。
容量は十分なので日中1~2回カップの経血をトイレに捨てれば大丈夫です。
カップを外すときは指をカップの奥の方に入れてカップを折り曲げ外します。
外したカップはそのまま装着可能です。
生理終了後には水洗いし煮沸消毒すれば複数回使用できます。
高橋医師は月経カップを使っていて1適も、もれた経験はないそうです。
メリット
漏れの心配が軽減される
経血が空気に触れないためニオイの心配がない
デメリット
脱着するのに慣れが必要
使用後は消毒が必須
生理痛
まずは我慢しないことです。
痛みが最大限の時に飲んでも効きづらくなってします。
子宮内黄体ホルモン放出システム
子宮内黄体ホルモン放出システム 通称IUSはフィンランドで避妊用の器具として開発された医薬品の一種です。
元々は避妊目的でつくられた物で生理不順や生理痛などにも有効と認められ注目されています。
IUSはやわらかいプラスチックで、できていて持続的に黄体ホルモンを放出させます。
これを装着すると生理の量が軽くなったり痛みが軽減したり人によっては生理が来なくなる人もいます。
装着したら5年間つけていられるので5年間は薬とかを飲まずに生理を軽くする・生理を止めたりできる画期的なものです。