国際的な科学誌でダイエット中の方に興味深い検証が発表されました。コーヒーを飲んだ時、からだにはどんな事が起こるのかという検証。その結果、体内での脂肪の燃焼が高まる事がわかったのです。つまりダイエットに期待ができる。コーヒーがダイエットに良いと考えた事とかなかったですが最近の研究では様々な効能があると発表が相次いでいてダイエットや美肌効果も期待できるそうです。そんなコーヒーの事を石原医師が伝授。
- 2020年8月25日 日本テレビ [バゲット]
- 石原 藤樹さん 北品川藤クリニック 院長 コーヒーが大好きで56歳で血管年齢が30代
医師が注目!コーヒー成分の働き
| 1 | 脂肪を燃焼させる |
| 2 | 抗酸化作用 |
| 3 | 糖の吸収を抑える |
| 4 | コレステロールの低下作用 |
なぜコーヒーで脂肪が燃焼するのか？
コーヒーを飲む前と飲んだ後をサーモグラフィーで見てみるとコーヒーを飲んだ後は鎖骨の当たりが赤くなっていて温度が上がっているのがわかります。その理由は鎖骨部分に多い褐色脂肪細胞が活性化したためです。この研究を行った科学誌によるとコーヒーに含まれるカフェインの効果との事。つまりコーヒーを飲むとカフェインによって褐色脂肪細胞にスイッチが入り体脂肪を燃焼させる効果が高まります。
*褐色脂肪細胞とは主に鎖骨や肩甲骨周辺にある細胞で体脂肪を燃焼させる働きがあります。
コーヒーはなぜ美肌・ダイエットにに良いのか？
コーヒーに含まれる注目成分クロロゲン酸が美肌にとても良い。紫外線を受けて発生する活性酸素はシミやシワの原因となります。それを防ぐのにクロロゲン酸は効果が期待できる成分です。クロロゲン酸は糖の吸収を抑える作用や体内の体脂肪を増やすコレステロール低下させる作用があります。カフェインやクロロゲン酸によって美肌とダイエット効果が期待できます。
*クロロゲン酸とはポロフェノールの一種で紫外線を受けて発生する活性酸素を減らす働きがあります。
レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーで成分の違いはあるの？
一般的に焙煎してドリップしてフリーズドライしたものがインスタントコーヒーで抽出方法で味や風味が異なるもののクロロゲン酸などの有効成分には大きな差はありません。ちなみにホットコーヒーとアイスコーヒーでも違いはありません。
コーヒーの適量は？
1日3杯までが適量です。やはり飲みすぎは良くありません。さらに妊娠中の女性や小学生以下はカフェインレスのものを2杯までが好ましいです。
ダイエット効果が期待できる飲むタイミングは？
コーヒーは食前に飲む方がダイエットには効果的です。食後 血糖値が急激に上昇すると体内に脂肪がため込まれ肥満の原因になります。ところがコーヒーを直前に飲むとコーヒーに含まれるクロロゲン酸が食後の血糖値の上昇を緩やかにします。また脂肪の蓄積を抑え肥満の予防効果が期待できます。
*コーヒーには胃酸を増やす作用がありますので胃が弱い人・胃に不調がある人は無理をしないように食後に飲んでください。食後でもクロロゲン酸のはたらきはある程度期待はできるそうです。
コーヒーで美肌効果を期待できる飲み方は？
美肌効果を期待するのならば肌に良いとされる豆乳やハチミツを入れて飲むがおすすめです。豆乳に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと同じような働きがあり皮フの再生を促してくれる効果が期待できます。ハチミツにはビタミンが豊富に含まれていて中でもビタミンB2は肌荒れなどを予防する効果が期待できます。コーヒーに含まれるクロロゲン酸とも相性がとても良いです。
好きで飲んでいるコーヒーで美肌やダイエットに効果が期待できるなんておいしい話でいいのかなと思うくらいうれしいはなしです。あとは飲み方の工夫をしてみたいですね。
