医師がおすすめする【冷房病予防】今すぐできる生活の工夫

例年以上に暑いと言われている今年の夏。外は猛烈な暑さの一方で
自宅や職場やお店などでは冷房がガンガンきいていますよね。
私は冷房が苦手で夏は暑い方が夏を感じられて好きなんですけどね。
やはり職場やお店などでは冷え過ぎなんじゃないってほど冷房がきいています。
そんな環境で心配なのが冷房病です。

・2020年7月21日 日本テレビ [バゲット] 夏に怖い冷房病を予防する方法

冷房病に詳しい高輪台レディースクリニック
院長 尾西 房子先生が伝授





冷房病とは?

暑い屋外と涼しい室内を繰り返し行き来することで
生じる温度差による体調不良の俗称。

人間の自律神経には気温に合わせて体温を調節する機能が備わっていますが
そのバランスが冷房によって乱れてしまい体調不良が起こってしまいます。





冷房病の症状は?

頭痛・肩こり・腹痛・腰痛・疲労感・食欲不振・むくみ

これらの症状を放っておくと秋に不調を持ち越して慢性化する危険性があるため
今のうちから予防しておくことが大切です。

正しい冷房の使い方や運動や日々の食事などちょっとした工夫で冷房病を
防ぐことができます。








冷房の正しい使い方

冷房の設定温度は外気温との差が5℃以内が最適。
人間のからだは気温によって自律神経が様々な指令を出しています。
暑いときは血管を広げて熱を逃がそうとし寒いときは血管を縮めて
熱を逃がさないようにしています。このため温度差が激しい所を行ったり来たりすると自立神経が不具合を起こしてしまします。
なので冷房病を予防するには外気温と冷房の効いた室内の温度差が5℃以内位で
なるべく狭い範囲にする
のが方が良いです。


しかし


35℃以上の猛暑日になると熱中症の危険性があるためその場合は室内は28℃を目安にするのが良いです。

冷房病予防にはなぜ扇風機の併用がいいのか?

冷房をつけた室内では冷たい空気は下の方にたまるので足もとが快適でも
頭がのぼせる心配がありますが頭を冷やそうと温度を下げると足もとが
冷えすぎていまいます。そこで扇風機やサーキューレーターを使って
空気を循環させると温度ムラがなくなって快適に過ごせます。

扇風機やサーキューレーターの置き方

扇風機やサーキュレーターは壁際に冷房と同じ向きに置くと冷房から出た空気を流れに逆らうことなく壁伝えに循環させることで均等に涼しくさせることが
できます。

冷房と扇風機やサーキュレーターを併用すると効率よく冷やせるので
電気代の節約になります。




自立神経を整える

自律神経を整える入浴法
38℃~40℃のお湯に10分~15分つかるのが重要です。
夏は暑いのでシャワーで済ませたい人も多いと思いますが冷房病予防には
なるべく湯船につかることが大切です。
ぬるめのお湯にしっかりつかることでからだがリラックスして自律神経の
回復効果がきたいできます。
熱いお風呂では温度差が大きくなりさらに自律神経を混乱させてしまいます。






血流をよくする

血流を良くする食事

赤身魚   かぼちゃ    大豆    しょうが
ネギ    ニンニク    肉類     ココア
   

・肉類はタンパク質とビタミンB1が豊富な豚肉がおすすめ。
・ココアにはテオブロミンという血流を促進する成分が入っているので
 お風呂上りになどに飲むとより効果的。





血流をよくする楽ちんエクササイズ

かかとの上げ下ろしで第二の心臓を動かすやり方

  • 立った状態でかかとを高く上げてつま先立ち。
  • 床につかないようにかかとを下ろす。
  • これを10回ほど繰り返す。

ふくらはぎの筋肉を動かすと全身の血流がよくなりますので
冷房の温度調節ができない冷え冷えの職場などでも簡単なエクササイズを
するだけで冷えを予防できます。

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