感染予防対策に除菌シートや消毒液を使っている人も多いと思います。
色んな種類があるわけですがどんな基準を目安にして選べばいいのか。
いつどんなタイミングで使えばいいのかなど改めて正しい感染予防についてまとめてみました。
・2020年7月28日 日本テレビ [スッキリ] 街の疑問正しく知って感染予防
日本感染症学会専門医 佐藤 昭裕医師 感染予防の正しい知識を教えてもらいます。
コロナの感染予防対策 普段どんなことしていますか?街の人に効いてみると
リモコンやパソコンのマウスを除菌シートで拭いたりとか。
お店に入った時にはアルコールつけてから食事をしたりとか。
消毒や除菌に気をつけている人が多かったです。
都内のドラックストアでは入ってすぐに目の前にズラリと並べられていたのが
感染予防の関連商品。
商品を見ると除菌や消毒やアルコールなど様々な表記があります。
みなさんは何を基準に選んでいるのでしょうか?
購入する基準はアルコールの濃度を気にいている人が多いようです。
感染予防に効果的な アルコールの濃度 |
何%以上?
除菌や消毒の違いは?なかなか明確にわからない除菌と消毒の違い。
街の人の疑問
疑問① お店で陳列している商品をそのまま使っていいのか?
消毒液で拭いてからのが良いのか?拭いているとキリがない。
疑問② 消毒液をつけすぎと肌があれるのかなと気になって効果ありそうだけど
つけすぎないようにしている。
疑問③ 消毒液をつける頻度はどれくらいがいいのか?
何度もつけてからだに対して良い物なのか悪い物か気になる。
感染予防基本中の基本
手洗い・アルコール消毒
流水と石けんによる手洗いと水が使えない場所ではアルコール消毒は
どちらも新型コロナウィルスには効果があります。
消毒と除菌の違い
厚生労働省によると消毒と除菌の違いはこのような定義の違いがあります。
消毒 | 菌やウィルスを | 無毒化する |
除菌 | 菌やウィルスの | 数を減らす |
日常生活では消毒と除菌の使い分けはあまり気にされる必要はありません。
とくに重要なのはアルコール濃度をしっかり確認する必要があります。
厚生労働省によるとウィルスには膜があるということでアルコールは
その膜を壊すことでウィルスを無毒化することができるということです。
アルコール(エタノール)の濃度がポイント
膜を壊す濃度は70%以上が推奨されています。
アルコール(エタノール)が高すぎてもダメで70%~80%が良い。
厚生労働省によると60%台のアルコール(エタノール)による消毒でも
一定の有効性があると考えらています。
70%以上のものが入らなければ60%台のものを使っても問題ありません。
新型コロナウィルスは普通の中性洗剤も不活化されるとわかってきています。
アルコール入り製品 選ぶポイント
パッケージの表記に注目
第3類医薬品 医薬部外品 指定医薬部外品 |
➡アルコール濃度77%以上
火気厳禁 火気注意 |
➡アルコール濃度60%以上
このような表記があるかチェックして買うのもおすすめです。
新型コロナウィルスの生存時間
紙・ティッシュ 3時間 | 段ボール 24時間 | ステンレス 2~3日間 |
布 2日間 | お金 4日間 | マスクの外側 7日間 |
買い物した後それを1回消毒した方が良いのか?
感染対策というのはどこまでやるかよりは継続してほしいので厳しすぎる
感染対策は続かなくなりがちなので買ってきたものを全部拭いたりしなくても
良い。もし気になる方は消毒の必要はないがウィルス活性がなくなる時間が
わかっているので数日間 玄関や他の場所に置いておく程度で大丈夫です。
アルコール消毒液の正しい使い方
消毒液のボトルは大体の製品はワンプッシュ下まで押し切った時が
適量に出るように作られています。
製品によって違うのでしっかり確認した方が良い。
結構 量が多いが手首含めてしっかり揉み込んで乾かすようにします。
揉み込んで乾かすことが重要。
乾かないからと手を振って乾かすのは効果半減してしまいます。
アルコール消毒は何回やるのが良いか?
日常生活ではアルコール消毒液は1日何回やればいいという分けではなく
いろんな人が触る物に触れた後にアルコール消毒液をした方が良い。
アルコール製品というのは実は流水と石けんで洗うよりは
手が荒れにくいのです。
手荒れがすでにしている人はアルコール製品を使うと手荒れを
悪化させてしまうのでしっかり保湿ケアをして皮フの状態を良くしておくのも
感染対策の1つです。
物に触れた後はやった方が良い |
⇓ |
回数が多くても大丈夫 |
基本的に正しい容量・用法を守って感染予防につとめるということが
とても大事になりますね。改めて今使っているものを確認してみたいです。